http://toki.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1292077120/　
　
1 名前：諸君（もろきみ）φ ★[sage] 投稿日：2010/12/11(土) 23:18:40 ID:???　
　 　付き合っていた女性が妊娠し、女性の貯金で新居を借り、結婚に向け準備していた最中に他の女とデキてしまい、 　
　 結婚は取りやめ、子供も堕胎。彼女に金を返すため、無職同然の男は、怪しい求人サイトで見つけた犯罪ギリギリの 　
　 バイトを始めた。 　
　 　
　 　というのは、10年来の男友達から聞いた、とある男の話である。まあそれなりの事情があったのだろうが、何よりも私は 　
　 彼が「バカだよなあいつ」的なノリでその話を語ることに違和感を持った。 　
　 　
　 　結婚前の自分の娘が妊娠し、相手の男から堕胎を求められたとしても、まあ仕方がないと思えるかもしれないが、 　
　 相手の男やその友人達が、事の顛末を周囲に言い広めていると分かったら、私は平常心を保ってはいられないだろう。 　
　 　
　 　それは、この種の話が女の商品価値を下げ、男にとっては勲章となり得る、などというあり得ない感覚がまかり通る状況 　
　 ばかりに理由があるわけではない。 　
　 　
　 　自分の腹に根付いた命を掻き出された事のない人間、そういう可能性を永遠に持ち得ない人間に、軽々しく「堕ろさせた」 　
　 という立場から語られる事ほど、女が不当に貶められたと感じる瞬間はないのだ。 　
　 　
　 　一度でも自分の子を孕んだ女性のために、口を閉ざすこともできないならば、せめて社会の窓は閉めておいてもらいたい 　
　 ものである。 　
　 　
　 ソース（東京新聞　12/9付　23面　こちら特報部　「本音のコラム」、小説家・金原ひとみ氏） 　
　 　
　 関連スレッド（dat落ち） 　
　 【論説】金原ひとみ氏…多くの男性がウォシュレットを使うと知り、男性への幻想が崩れた。「少しぐらい拭き残しがある」方がむしろいい。 　
　 http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/wildplus/1287965369/ 　
　
　　
【論説】金原ひとみ氏…軽々しく「堕ろさせた」と語る男よ。自分の子を孕んだ女のために口を閉ざす事もできぬなら、社会の窓は閉めておけ